桑の葉茶の糖尿病に対する効果・効能について120%の真実を解説します。

桑=マルベリのお茶・青汁・サプリメントが血糖値を下げるってウソ?本当? 科学的研究報告や論文も交えて徹底的に検証します。

桑の葉とは?

桑の葉の効果・効能について論文がたくさん発表されているのはなぜ?

投稿日:2017年2月10日 更新日:

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いま、桑の葉の食品としての健康機能が見直され、全国各地でさかんに実証研究や商品開発が行われています。

特に日本は、桑の葉研究においては世界の最先端を走っていると言えるでしょう。

なぜ今これほどに、桑の葉が健康食材として熱い視線を浴びているのか?

この記事では、日本人をおびやかす現代の健康事情と、わが国を取り巻く政治・経済状況をひも解きながら、この興味津々の疑問にお答えしたいと思います。

 

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桑の葉が注目される理由その1:アベノミクスと相性が合う。

①国民の病気予防と健康増進に対する意識を高め、保険医療費を抑えて国庫負担の減額を図る。

いま日本各地で桑の葉研究が進められている一つの大きな理由は、本当のところを言えば、桑の葉の健康食品化というビジネスが、政府の掲げる日本経済成長戦略=アベノミクスの方針に、いろんな意味でマッチするからだということでしょう。

まず、国民の健康増進という課題は、戦前・戦後に遡る昔から、国力発展の要として行政の主要なテーマとして見なされてきました。

さらに近年では、運動不足や食生活の乱れによる生活習慣病の蔓延が問題になる一方で、景気も90年代より低迷し、国の借金はかさんで保険医療費の負担も馬鹿にならなくなっています。

そこで政府は、日頃からの健康維持や予防への取り組みを国民に促すことで医療費を低く抑えると同時に、それらに役立つ健康食品の開発やヘルスケア事業など新産業を促進して経済の活性化に貢献させるという、一石二鳥の財政&経済政策を進めています。

②産学協同による地方再生の手段として

特に桑畑のような、かつての養蚕業の名残として各地に残っている地域の農林資産を生かしつつ、農業関係者や組織・大学・公的研究機関、さらには地元メーカーが連携すれば、農産物の生産から機能性の研究・商品の開発・流通・販売まで一貫したビジネススタイルを効率よく構築でき、地域の人材や研究資産や資源が地元の経済復興に隈なく活用される理想的な地域活性化を実現できます。

全国的な人口減少、少子高齢化、地方の過疎化に歯止めをかけ、地方の経済力を再生させることも、成長戦略における主要なねらいの一つです。

③農業の復興・推進とグローバル化の手段として

さらに政府は、日本経済再興の要として、農林水産業の新たな復興を、グローバル市場への進出も視野に入れ目標に掲げています。

今後、健康を食の在り方に求める傾向は世界的に高まるものと予想されます。

そのため、生理活性物質を豊富に含むなど健康機能性の高い農作物・水産物・それらの加工品などの生産、製造、商品開発力を強化し、世界市場をリードすることを目指しているのです。

③世界的に高まっている健康ブームを利用した経済活性化の手段として

食品に病気を予防するなど健康機能を見出し、それらの物質や機序を解明する栄養機能学は日本で始まったとも言われ、食品における機能性の研究に関して、日本は最先端にあるとの自負も関連業界にはあるのかもしれません。

今年始まった食品の機能性表示制度も、そのような事情を背景に、機能性の表示にかかる法的なルールを事実上緩和し、食品メーカーが自社商品の機能性を少しでもアピールしやすくすることで、予防や健康のために食品を選択する国民に多くの情報を提供するだけでなく、さまざまな実験・研究にかかる経費や時間などのコストを抑えることで、メーカーが健康食品市場に参加するハードルを低くして経済の活性化に繋げようとの狙いがあります。

現行のトクホ(特定健康保険)制度では、国の認可を得るためのさまざまな安全性や有効性の実証実験や研究にかかる費用が莫大な上、認可の基準も曖昧な部分があり認可を得られるかどうかも事前に定かでない上、実際に販売にこぎ着けたとしても多くの手間と時間を費やすため、一部の大企業しか活用できない制度となっているのが現状だからです。

④従来からの優れた科学技術を利用した、新産業の一翼として

元来天然資源の乏しい我が国では、素材研究や商品開発に力を入れ、さまざまな科学技術力を世界トップとも言えるレベルにまで成長させてきました。

その優れた技術力を生かし、製造業・農林水産業・医療その他サービス業など、あらゆる分野で新産業を生み出し普及させることで、日本経済の活性化を図っています。

また、国を主体とするばかりでなく、各地方の大学やメーカーの研究機関が、その地域の地理的条件を生かした地域独自の資源や資産を研究開発することで、地域経済の活性化に寄与することを目指して、国はそれらの技術開発にかかる費用を助成する制度を設けています。

かつて絹糸産業の栄えた日本で各地に残っている桑畑を生かし、桑葉を優れた健康機能性を有する新たな農業資産と位置づけ、科学的エビデンスを蓄積して商品開発しようとする試みは今、各地の大学や研究機関で取り組まれていますが、これらの事業にもまた、国の審査を受けた上で研究資金が提供されていることが多いようです。

このように健康食品素材としての桑の葉とそのビジネスは、今まさに時代の要請の中でさまざまな好条件が一致した結果、脚光を浴び台頭してきたものと言えるでしょう。

桑の葉が注目される理由その2:日本人の生活習慣病は増加の一途をたどっている。

ご存じの方も多いでしょうが、日本人の生活習慣病患者は年々増えています。
今や、わが国の三大死因が、全て生活習慣病によるものです。

癌(がん)は、主に酸化ストレスによって遺伝子やDNAが突然変異を起こすことで始まります。

また心臓病や脳卒中は、高血糖や高血圧、中性脂肪やコレステロールの過剰で生じる動脈硬化が引き金となり、発症するケースが多いです。

いずれも、偏った食生活や運動不足、心身の過大な疲労など、現代人の生活習慣と切っても切れない関係にある病気です。

 

CHECK! 酸化ストレス
 
体内に発生した活性酸素による弊害が、生体の持つ抗酸化作用の働きよりも大きくなってしまった状態。
 
↓こんなふうに…(汗)

 
活性酸素は、通常の呼吸やエネルギーを産出する細胞の活動からも発生しています。
活性酸素には強力な殺菌作用があるため、一部は外部から侵入した異物やウィルスの除去にも使われます。
 
ところが、その攻撃力の強さから、時には私たちの体の組織や細胞を傷つけ、正常な機能を妨げる原因になることもあります。
 
ですので通常は、活性酸素の量が増えすぎた場合は、生体内の酵素や体外から取り込んだ抗酸化物質が、過剰な活性酸素を解毒して消失させる働きをします。
 
また、仮に活性酸素が組織のどこかを損傷した場合でも、それらを修復するメカニズムが働き、体内機能を守るようにできています。
 
しかし、何らかの原因でこのような体内の抗酸化作用が弱まると、活性酸素が増大して生体システムを傷つける度合いが大きくなり、これに対する抗酸化機能が追いつかず、体は徐々に酸化へと傾いていきます。
 
これを「酸化ストレス」と呼びます。

 

元来、昔ながらの日本食は“世界で最もヘルシーな食事”とも言われてきましたが、日本人の米離れ・魚離れなど食生活の西洋化とともに、食のビジネス化が進展して、外食・レトルト食・コンビニ食などが増え、肉や乳製品、脂肪や糖分、食品添加物などを摂取する割合がとても多いライフスタイルとなってしまいました。

さらに、環境汚染や不規則な生活、過剰な精神的ストレス等により、現代社会に生きる私たちの体には酸化ストレスも非常に高まっていると言われます。

そんな中、糖質の吸収をやわらげて血糖値の急上昇を抑える有効成分「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」や、強力な抗酸化作用で動脈硬化や脂質過剰を妨げるとされる新フラボノイド「ケルセチン3-(6-マロニルグルコシド)(Q3MG)」、さらに血圧やストレスを抑えると言われる「γ-アミノ酪酸(GABA)」等が豊富に含まれている桑の葉に、糖尿病をはじめとする種々の生活習慣病への予防の効果が多いに期待され始めたというわけです。

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